天下堂

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プリズム2010.07.13

眼を快適にすることが眼鏡の役割の一つ。
眼鏡のレンズのチカラには遠視、近視、乱視の補正だけでなく「プリズム」というチカラがあります。

右目左目の両目で見るということは左右それぞれの眼から入ってきた情報を脳で処理をして、遠近感や立体感などを把握できるようにします。
それが何のトラブルなく行えるように保てれば視界は快適、眼の疲れや肩こり頭痛なども緩和されている状態だといえると思います。

球面調整と呼ばれる遠視、近視、乱視の補正を行うことは言わば片眼づつの眼の不足部分を補正した状態。個人差は当然ありますが、正確な検査、加工、フィッティングを行った眼鏡で快適になる場合は多いです。
言い換えると、片眼づつの問題を無くし後は自分の力で両目で一つの物を見る状態。

しかし、いろんな要因があってこれだけでは快適に見ることのできない場合、両目で見る能力を補足するチカラが「プリズム」。眼鏡の秘めたる能力の一つ。

昨日、検眼させていただいたお客さんの眼のトラブル解決の為にこのプリズム入りのテストレンズを掛けてもらったら、ご本人が驚くほど楽にハッキリ見えるようになったと喜んでいただきました。
残念ながら、生活スタイルに合わずプリズム入りの眼鏡の製作にはなりませんでしたが、その感動はものすごく伝わったのでブログに書かせていただきました。

両目で見るって奥深いですね。これからも両眼視機能検査を基に快適な視生活の提供をがんばっていきます!

写真:お客さんからいただいた 川のせせらぎ、春の雨音、波の音、くじらの鳴き声、が流れるぬいぐるみ 
    Kくんありがとー!