天下堂

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両眼視2011.01.29

人間の「目」は右眼、左眼の2つです。「両眼視」とは読んで字の如く、両方の眼で視ること。
片目だけで見ていては分かり辛い遠近感や立体感が、より分かりやすくなります。

このとき、脳は右眼と左眼からそれぞれ入ってきた情報を映像化して認識させるのですが、
もしもそれぞれの眼に全く違う情報が入ってきたとしたら、脳はビックリしてしまいます。

そのビックリはそのままにしておくと、やがて眼精疲労や肩こり頭痛を招く恐れがあり、状況によっては
複視(ものが2つにダブって見えること)やモノアイ(片方の目の情報を遮断して片目のみで視るようになること)になってします可能性があります。

「眼鏡レンズ」にできる一つの能力として「プリズム」というものがあります。
これは、右眼左眼それぞれで視ている「対象物」の位置が大きくズレてしまう場合に遠視・近視・乱視の
「度数」とは別の「力」をレンズに入れることによって、ズレを補正するものです。

昨年、当店のお客さんで2人「複視」にお悩みの方々がいらっっしゃいました。
一人は数年前の交通事故でケガをして以来続いていたそうです。もう一人は10年ほど前にくも膜下出血の手術をされて以来だそうです。

全ての方々が「プリズム」によって快適な両眼視ができるようになるわけではありませんが、
このお二人は「プリズム入りレンズ」で無事両眼視ができるようになり、非常に喜んでいただけました。
経過も良好です。

もしも「視る」ことにお悩みのある方はご相談だけでもお気軽にお立ち寄りくさださい。微力ながら、私のできる限りのお話をさせていただければと思っております。
自分に似合う眼鏡ってどんなの?眼鏡の価格って何故違うの?などもお待ちしております。

ご相談は チーフ 森まで。