天下堂

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セルロイドとアセテート2010.10.10

プラスチック素材の眼鏡フレームのことを「セルフレーム」と呼ぶことはしばしばありますが、
実はセル(セルロイド)フレームの生産率は世界中で2%に満たないのが現状です。
しかも、日本でしか作られていないとか。。。その他はアセテートという素材でプラスチックフレームは作られています。(昔はオプチルという素材もあったのですが、最近はほとんど聞かなくなりました)

「掛け心地の良さ」という観点から見るとセルロイドの肌になじむ心地よさは素晴らしいです。当店で扱っているセルロイドフレームがどれも鯖江の眼鏡職人が仕上げた作品のせいなのか、もともとの素材の良さのせいなのかは分かりませんが(おそらく両方の理由だと思ってます)一日中掛けていたいと思わせてくれます。
もちろん顔に合ったサイズ選びとフィッティングを行うことは必須ですけど。

こんなことを書くとアセテートフレームを売る気がないんじゃないか?思われそうですが、アセテートにはアセテートの良さがあります。
一番良いと思うことは、デザインとカラーの自由度が高いことです。つまり、デザイナーの力量しだいでセルロイドの持つ肌なじみの良さを凌駕する「掛けたい!」と思える作品を作ることが可能です。

いろんな課題をもって今年のIOFTに臨みたいと思います。