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非球面レンズ2017.10.08

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遠近両用レンズなど一枚のレンズの中で遠く用近く用と度数が切り替わるタイプを業界用語で「累進レンズ」とよんでいます。逆に一つの度数のみが入っているものを「単焦点レンズ」とよんでいます。

単焦点レンズもいくつか種類がございますが今回は「非球面設計」について書かせていただきますので、宜しくお願いいたします。

難しい内容は抜きにして、端的に言えば眼鏡のレンズは「非」球面化すると歪みが少なくなります。日本では(すくなくても当店では)10年以上前から「非球面レンズ」が一般化してきたように思います。日本人は欧米人と比べて見え方に敏感だからだと昔、修業時代に聞きましたが、その考えは当たっているよう個人的に思っております。

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非球面設計はレンズの表面(眼から離れている面)が非球面化された「外面非球面」が一般的でしたが、最近ではレンズの裏面(眼に近い面)を非球面化した「内面非球面」のレンズも盛んになってきました。
内面非球面レンズはメーカーに在庫はなく、完成まで少しお時間をいただくのですが、完全オーダーメイドになるので、眼鏡ご使用者にとってより快適な設定ができます。(詳しい内容については店頭でしっかりお話させていただきたいと思います)

眼鏡の度数や選ぶフレームの形状は様々です。
ご使用者にとって最良のレンズのご提案もできればと思っております。