天下堂

ブログブログ

COBRAⅢ2011.01.04

影郎デザインワークスの新作「COBRAⅢ」入荷しました。
影郎作品としては久々のサングラス。ハイカーブに挑んだモデルです。

折りたたんでも非常にデカいCOBRAⅢには専用「茶筒」改め専用「コブラ缶」が付いてきます。
実物を見てその大きさにビックリしました(笑)

影郎デザインワークス/JAPAN  モデル/COBRAⅢ  マテリアル/チタン
カラー/アンティックグレー、アンティックブラス  レンズ/ミラーコート付

・・・・っと通常ならここで作品紹介のブログが終わるのですが、今回の「COBRAⅢ」には続きがあります。
「6カーブ」というハイカーブのレンズが使用されるこの作品。通常眼鏡フレームに平均的に使用されるのは国内ブランドで4カーブ以下が多く、ヨーロッパブランドでも5カーブがほとんどです。

度付のレンズを加工する際にフィッティングとのバランスを計算しながら仕上げ、枠入れするのですが、COBRAⅢの醍醐味ともいえるハイカーブを保ち、なおかつレンズが外れてしまわないように作る為にどうしても実物を見て、計測する必要がありました。

実測するとフレーム自体は7.7カーブほどあり、レンズも大きいので削る前の生地径と偏心(光学中心をずらして製作すること)の要素が重要となります。
結論から言うと度付での製作は可能ですが、「左右瞳孔間距離」「レンズの種類」「度数」の3つの要素を全て満たさなくてはなりません。
実際に製作して装用実験をしたほうが安心してお渡しできると思います。なので、とりあえず自分用で1つ作ってまた後日ご報告しようと思います。

度無しの場合は問題なく販売できますので、よろしくお願いいたします。
アイウェアデザイナー影郎氏のCOBRAⅢ製作秘話は こちら