天下堂

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ホラーな話2011.12.05

かわいいもの、美しいもの、幸せで輝いているものを好むのが人間です。でも世の中のすべてがそういう美しいもので満たされているわけではなく、むしろ美しくないもののほうが多かったりすることを、人は成長しながら学んでいきます。この世の中には醜いものや汚いものがあり、人間の中にも残酷なことをする人がいる。
(中略)
娯楽であり、誇張さえれた内容であっても、ホラー映画が描いているのは人間にとってのもう一つの真実、キレイでないほうの真実だということです。ですから優れたホラー映画は、現実や人間の暗黒面を描いた芸術表現にさえなりうるのです。
(本文より一部抜粋)

いままで、ホラー映画とは自分には無縁のもの。いや、むしろ遠ざけていたものでした。
何で時間とお金を費やして嫌な気分にならなくてはいけないのか理解できませんでした。

この本の作者 荒木飛呂彦 氏の作品「ジョジョの奇妙な冒険」は20年前からのファンでしたので、その作者が書いた本だという理由で購入したのですが、読み始めてみると不思議なほど(奇妙なほど 笑)引き込まれました。

あれほど嫌っていたホラー映画を観てみたくなりました。
物事は表裏一体。
今までむしろ遠ざけていたものほど、実は求めていたものだったりするのかもしれませんね。

まずは「ゾンビ完全版(’78)」「ジョーズ」「エイリアン」あたりから観てみようかと思います。
でもきっと、家族には嫌がられるんだろうな(^^;)