天下堂

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アンティーク眼鏡に学ぶ2012.01.27

アンティーク眼鏡の中に「SWING(スウィング)」と呼ばれる眼鏡があります。
鼻の当たる部分と耳に掛ける部分が360°可動する構造となっています。

写真ではお伝えし辛いのですが、180°ひっくり返しても同じ状態になります。

鼻部分をアップで

昔、ヨーロッパの軍人さんが戦争で片目の視力を失ってしまったそうです。
一つの眼だけで見ることになった軍人さんは眼鏡のレンズの片方に「遠くを見る度」をもう片方に「近くを見る度」を入れて必要に応じて眼鏡をひっくり返して使ったのが、このSWING眼鏡の生まれた由来だそうです。
もしかしたら、世界初の遠近両用眼鏡かもしれませんね。

2月末まで当店にて開催中のアンティーク眼鏡の展示は「渡邉眼鏡商店」さんにお借りしたものです。