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何か良い2012.10.06
もう何年も前の話になりますが、フランスのアイウェアブランド「J.F.REY」のプレジデントでありデザイナーのジャン・フランソワ・レイ氏にご本人の作るアイウェアのデザインについてお話しさせてもらったときに(私の英語はカタコトですが・・・)レイさんはこう語りました。 「正直、自分の作るアイウェアがどんな顔に似合うのかはよく分からない。私は「アイウェア」としてデザインしているだけだ・・・」 以前のデザインは眼鏡フレーム単体でも格好よくて、実際に掛けてみても不思議と顔馴染が良いものが多かったと思います。そして最近のデザインは眼鏡フレーム単体ではあまり面白みがないが、実際に掛けたときに装用者の顔と眼鏡から不思議な魅力が生まれてくるような気がします。 今回ご紹介する モデル/JF2455 もそんな不思議なアイウェアです。 カラー/ブラウン カラー/グレー 実際に装用するとこんな感じです。 ブラウンを掛けています。 何処が良いではなく、何か良い。ニュアンスで勝負するデザインも面白みがあって個人的には好きです。 J.F.REY/フランス モデル/JF2455 マテリアル/ステンレス
この言葉はずっと私の胸の内に秘めておこうと思っていたのですが、ここ1~2年のレイさんの作るアイウェア達を見ていると人の顔に装用されたときに完成させれるようなデザインに変わってきているような気がしてなりません。
この「何か良い」っていうのは眼鏡に限らず難しいとこかもしれませんが実践できれば何だか良いですよね。