天下堂

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影郎2009.11.14

影郎デザインワークス トランクショー改め
影郎デザインワークス 眼鏡の個展 開催まであと1週間となりました

今回はちょっと長文になります

なぜ私が影郎デザインワークスにこだわり私自身としては初となる
トランクショーを影郎デザインワークスで行いたかったのかを書きます

もしかしたらデザイナー自身はそんなことわざわざブログで書くな!
って言うかもしれませんが、眼鏡屋に生まれ眼鏡を嫌い眼鏡をなぜ好きになったのか
その流れの中で「影郎」が間違いなく重要なキーワードなので勘弁してください

私が眼鏡の業界に足を踏み入れたのは今から6年前
名古屋にある「キクチ眼鏡専門学校」に入学したことに始まります

欧米では国家資格となっている「オプトメトリスト」(眼の専門医)
病気の手術を行う眼科医とは別に見ることに特化したドクターの称号を持つ
スペシャリストの地位が確立されていて
眼科医 オプトメトリスト オプティシャン(眼鏡を作る専門家)
の3つの仕事が明確に確立されています

現在、日本においてこの制度はまだ民間資格のレベルなので
無資格でも眼鏡屋さんができてしまうのが現状です

そんな中で実際にオプトメトリストの資格を持つ先生達に
眼とは何ぞやを1から叩き込まれました
授業は眼の解剖、検査、眼鏡の加工、レンズが眼に与える影響、
コンタクト、眼病、人間の骨格、脳、光学、フィッティング・・・など様々です

この学校で仕事の基礎を固めることができました
「快適に見える」大切さを注入されました
手術をしたりすることはできませんが 自分にできる最高の仕事をして
快適に見える、負担無く掛けられる眼鏡を作って行きたいと本気で思いました

そして卒業後、実際に現場に立っての修行が始まるのですが
何故か世の中はアンチ眼鏡が多いことにビックリします
「コンタクトレンズの予備として使いたい」
「ほんとは掛けたくないけど運転の時だけします」
「あーあ、ついに眼鏡デビューか・・」

もちろん全ての人が眼鏡にマイナスイメージを持っているわけではないですし
中には喜んでくれるかたもいたのですが
どちらかといえば快適に見えるようになったことへの喜びが多かった気がします 

私自身も当時はコンタクトと比べて眼が楽だから・・くらいの理由で
眼鏡をかけていました 
まぁ眼鏡屋が眼鏡掛けずに販売するのも変ですしね

つまり自分が物を見ることには満足できていても
人から見られることに満足できていなかったってことです
外見上眼鏡を掛けることはマイナスイメージだと私自身が思っていました

そして一昨年のIOFT(毎年東京で開かれる眼鏡の国際展示会)で
初めて影郎氏に出会うのですが・・

当時まだ仕入れの経験も無く、IOFTに行くのも初めてだったので
現地に着いたのは良いのですが何をしていいのか分からない
見てみたいブランドもあったけどアポ無しではブースに入ることもできない

なんだか爪弾きされた気分で会場をうろうろしているとき
友人の眼鏡業界関係者と合流することができ

「私の好きなブランドのブースがあるんだけど一緒に行く?」
と言われ 付いて行くと怪しげな黒いブースに到着

アポの無い私にも眼鏡を見せてくれることになりありがたくブースに入ると
そこには見たことも無い眼鏡が展示されていてあっけにとられていると

「見てるだけじゃ分からないよ 実際に掛けてみないと」
怪しげな格好の男性に言われいくつか掛けてみました

いわゆる美容的観点から眼鏡を見ることを知らなかった私の頭の中が
軽いパニックになっていると黒い格好のあやしげな中年男性が話かけてきて

私の基礎から学んだはずの言ってみればクソまじめな眼鏡論を
かる~くぶち壊してくれました
凄い衝撃!もっと眼鏡は楽しめる!世界が変わった瞬間でした

いつか絶対あなたの作品を取り扱ってみたい!そう決心した時でもあります

この出来事がきっかけで大恩人3×3=∞の横井天頂との出会いがあったり
現在日本全国で眼鏡屋をされている素晴らしい人たち
さらにお取り引きをさせてもらっている各ブランドに出会えました

私の眼鏡への想いを根本から変えた黒い格好の怪しげな中年男性
「影郎」に是非皆さんも会ってもらいたいなと思います

影郎デザインワークス ブログは  こちら
私の最近取った作品写真は     こちら

影郎氏 本人が来店する 眼鏡の個展は
11月21日(土) 13:00~19:00
場所は天下堂です

たくさんのご来店お待ちしております